選手の移籍

今年ジェフ千葉からガンバ大阪へ移籍した水本が
わずか数ヶ月で京都サンガへの再移籍が決まった。

ここ数年ジェフから他チームへの『主力』選手の移籍が止まらない。

思えば２００２年のベルデニック監督の名古屋グランパスへの引き抜きが始まりだったのかもしれない。
そこから茶野、村井はジュビロ磐田へ、阿部は浦和レッズへ、
そして今年は羽生がＦＣ東京、山岸が川崎フロンターレ、水本がガンバ大阪、佐藤が京都サンガ、
レギュラークラスがこんなにも流出していっている。

海外のサッカー界ではめずらしい事では無いのだが。

普通、新シーズンのスタートは期待感に満ち溢れるものだがジェフは毎年不安から始まる。
残留争いをしていた記憶が脳裏をよぎる。
それでも指導者に恵まれ好成績を残してきたが今年は違った。

さすがに５人もの主力を失っては昨年とまったく違うチームにならざるをえない。
坂本、櫛野と帰ってきてくれた選手もいるがプラスとマイナス、やはりマイナスのほうが大きい。
不安は的中、最悪のスタートだった。
数年ぶりに味わう未勝利連敗と最下位の屈辱。
消えかかるＪ１の誇り。

この状況でさすがにチームも動いた。監督交代。
今思えばこのタイミングは絶妙だったのかもしれない。
ミラー監督もリバプールがチャンピオンズリーグで決勝に進んでいたら
来れなかったかもしれない。
そこから負けなし。リーグ戦も連勝、ナビスコカップも予選突破、
ここまで変わるものなのか？
現在中断期間、ここからジェフの逆襲が始まるはず。

今、ジェフが楽しくなってる。選手達も自然な笑顔を見せてくれてる気がする。
どんなに選手が去って行こうとも残ってくれた選手がいる。
彼らはよく『ジェフが好きだから』、『サポーターに恩返しがしたい』と言ってくれてる。
自分もそんな彼らが好きだからジェフを応援し続けているのだろう。
このまま『生涯ジェフ』でありたい。
いつの日か大きな夢を見せてくれるだろうから。