ゴマの足跡日記 2歩目

2019年8月23日に11年過ごしたYahoo!ブログから引っ越してきました。

2010 FIFAワールドカップ Final オランダ×スペイン

先月11日に開幕したワールドカップもついにラストマッチ。

閉幕セレモニーも決して派手ではなく、光や音を使ったシンプルな感じで好感が持てました。

ブブゼラの音は相変わらずでしたけどね。



オランダ×スペイン、どちらが勝っても初優勝。

互いの初タイトルへの執念が試合を面白くしてくれるんじゃないかと思ってました。

5ゴールで4人が並ぶ得点王の行方、そしてファンブロンクホルストの現役最後の試合、見所は多いです。

第4審判に西村さん、第5の審判には相楽さんの姿もありました。



試合はいきなりスペイン。
右サイドからシャビのFKにセルヒオ・ラモスが飛び込むがステケレンブルクかファインセーブ。

その後もボールポゼッションで上回るスペインが再三チャンスを作ってた。


しかし、前半も15分に差し掛かるくらいから試合が荒れだす。

オランダがファンペルシーにイエローカードを出されれば、スペインはプジョル

その後もファンボメルセルヒオ・ラモス、デヨングなんかはシャビ・アロンソに対して思いっきり前蹴りが入ってた。 退場になってもおかしくないプレー。

それだけスペインの素早いパス回しに対してオランダが寄せを早くしてるという事か。 そのスペインもギリギリの対応を求められてる。

非常に熱い試合。


めずらしいシーンもあった。

オランダがスペインにボールを返そうとDFラインから蹴ったボールがワンバウンドして予想以上に大きくなってしまう。

これがカシージャスの手に当たって外に。

CKから改めてボールを返してたけど、なかなか見れないシーンだったね。

今大会はホントいろんな事が起きます。


前半終盤にはオランダのCK、トリックプレーから決定的なシーンを作るもマタイセンが空振り。

結局前半は0-0で決勝らしく非常に緊迫した内容だった。

カードが出るくらい激しくもあるんだけど、シャビやイニエスタスナイデルはまだ目立ててない。



後半もカードの出る勢いは変わらず。

早い時間にオランダの両SBがイエローカードを受け、退場者の出る気配が漂いはじめた。


後半も中盤に差し掛かったころ、両チームが仕掛けだしスペースが徐々に空きだしたのか、

スペインの一瞬の隙をついてロッベンが抜け出す!

フリーでGKと1対1になったが、カシージャスが残した右足に当ててファインセーブ!

絶好のチャンスだった。


対するスペインも中央シャビから右サイドのナバスへ。 中に入れたボールをヘイティンガが処理にもたつき、そのこぼれ球をビジャが押し込もうとするがヘイティンガ自ら倒れたまま足を伸ばしてブロック!

こちらも決定的チャンスを逃してしまう。

CKでフリーのシーンを外してしまう場面も。

それでもここまで見事に押さえ込まれてたパスワークが徐々に甦りだした。

シャビ・アロンソやシャビ、イニエスタも前へ出てこれるようになったし。


だが終了間際に一瞬の隙。

オランダのクリアボールをフォンペルシーが頭で後ろにそらし、走り込んだのはロッベン

プジョルと競り合いながらもゴールへ突進するが、カシージャスが冷静にボールをキャッチ。

いや、ロッベンの突破力は凄かったよ。 プジョルを跳ねとばしてたし。 カシージャスもよく見てたわ。

すごく見応えがあったシーン。


その後、シャビ・アロンソに替えてセスクを投入するも、スコアレスのまま延長戦へ。


どちらも決定的シーンを作ってるだけに息の詰まるような状況。



延長前半、いきなりスペインが攻める。

イニエスタ、セスク、そして最後にシャビが飛び込むがノーファール。

オランダの必死のディフェンスも迫力あるよ。

その後イニエスタからのスルーパスにセスクがフリーで抜け出すもステケレンブルクがファインセーブ。

そしてすぐさまロッベンのカウンター。

目が離せない展開が続く。
イニエスタも抜け出すがシュート打ち切れなかった。

ナバスのシュートもサイドネット。

延長前半も得点こそ動かなかったが、オランダに疲労が見えてスペインに圧倒的に攻め込まれていた。



そして勝負の延長後半、勝負強いフェルナンド・トーレス投入。 替わるのはビジャだった。


オランダのピンチは続く。

空いた中盤、セスクからイニエスタ、そしてシャビとのワンツーで抜け出そうとしたところをヘイティンガがたまらずファール。

そして2枚目のイエローカードで退場。

ただ、止めてないとやられてた。 これはしょうがないよ。


時間は残り5分、とうとう試合が動いた。

自陣からナバスが駆け上がり、ディフェンスにブロックされながらもイニエスタ、セスク、もう一度ナバスを経由して左サイドに張っていたトーレスへ。

トーレスのクロスは一度クリアされるも、セスクが拾いイニエスタへ。

これをボレーでたたき込みついにスペイン先制!

控えも含めて一気に盛り上がるスペイン。

カシージャスはまだ終了のホイッスルが鳴ってないのにも関わらず涙を流してた。

あとは逃げるだけ。

トーレスが負傷するアクシデントもあったが見事に凌ぎきりタイムアップ。

スペインが初の栄冠となりました。


互いにカードが乱れ飛ぶ試合だったけど、両GKが活躍する非常に締まった内容。

最小限のスコアだけどとても見応えがありましたね。

オランダはファンペルシー、そしてスナイデルがほとんど消えてた。

ロッベンは魅せてくれてたんだけどね。


スペインも苦しんだけど途中出場したセスクがなんとか最後に勢いを持たせてくれたんじゃないかと。

カシージャスもMVP級の活躍でした。



そして表彰式。

ワールドカップを掲げるシーンは毎回感動ですね。

チャンピオンズリーグとはまた違う瞬間です。

戦い終えた選手たちの表情も素晴らしい。


これで2010ワールドカップも終わり。

南アフリカという舞台でかなり不安視されてたけど、ホント無事に終われてよかったです。

1ヵ月間とても充実した日々でした。

2014年はブラジルですね。 各国さらなるレベルアップと新たなるスター登場に期待です。