ゴマの足跡日記 2歩目

2019年8月23日に11年過ごしたYahoo!ブログから引っ越してきました。

2010 FIFAワールドカップ GROUP E デンマーク×日本

正直こんな勝ち方するとは思ってませんでした。

引き分けでよかった日本ですが、まさか3点獲って勝ち点3をしっかりゲットするとは。

この試合でも輝いた本田圭祐。

北京五輪の時のイメージを完全に払拭する素晴らしい活躍。

そして遠藤、ドイツ大会に出場できなかった悔しさを晴らす一発。

最後に岡崎がとどめの一発

失点もトマソンのPKのみ。

結果決められましたが、新守護神川島も素晴らしいセーブでした。



前半はトマソンを捕まえきれずにヒヤリとするシーンを多く作られてました。

岡田監督はこの試合、メンバーこそ一緒だけど攻撃的な布陣を選択してたらしいです。

あまりにトマソンが自由になってたので早々に前の2試合と同じ布陣に戻したところ、

いきなり松井が飛び出したシーンや長谷部のシュートシーンが生まれました。


そしてその直後の右サイドからのセットプレー。

距離は35~40mくらいあったと思います。 これも本田の射程距離なんですね。

左足降りぬいて放たれたボールはブレながらゴール左すみに。

大熱狂の先制点。 ホント叫んでしまうくらい興奮しました。

まさかこんな大一番で無回転FKが出るとは。

本田もCLとかで決めたりはしてたけど、この勝負強さはスゴイです。


刺激的な時間はまだ続きます。

前半中盤に今度はゴール正面からセットプレーのチャンス。

ボールのところに立つのはもちろん本田と遠藤。

蹴ったのは本田ではなく遠藤。

さっきの本田のFKもいい効果を生んでたんでしょうね。

ボールはゴール右すみに吸い込まれるようにゴールの中へ。

まさかまさかの2得点。

今大会はFKを直接決めるのは難しいと言われてるけど、この試合だけで2本!

この後遠藤には珍しいダイビングヘッドの姿勢も見せるけど、気持ち入ってるのが分かる。


しかしあまりにも出来すぎだ。

期待と不安を感じながら2点リードを持って後半へ。



後半、デンマークは長身の選手を投入して早い時間からパワープレーで挑んできました。

しかしこれは中澤と闘莉王がしっかりと対応。

せいぜいアジアレベルと思われてた2人の高さも世界に通用する事を証明。

2人は相手のシュートにも反応してかなりブロックしてたのもすごかった。

もちろん果敢に攻めあがってた両SB、アンカーの阿部、

空いたスペースへのフォローがしっかりしてたと思う。

ロンメダールベントナーも結構消えてたんじゃない?

ようは攻めざるをえないデンマークの空いたスペースを有効に使ってたから、

そこまで危険とは感じなかった。

逆にのびのびプレーしてる気も。


しかし、終盤にさしかかる頃にはバーを直撃するシュートと、

さらにはデンマークにPKを与えてしまう。

キッカーはトマソン

一度は止めるも再びトマソンに押し込まれ悔しい失点。

川島のあの悔しがる姿、サポなら誰もが分かる。


だが、日本にもう一度歓喜が。

大久保のパスを受けた本田が見事なターンでDFを振り切りGKと1対1。

本田は打たずに中央の岡崎へパス。

後はゴールへ流し込んで3-1となった。


これがもう決定打となりましたね。

4分という長いロスタイムもありましたけど、見事凌ぎきって勝ち点3をゲット!

堂々のグループリーグ突破となりました。


他会場、カメルーン×オランダは2-1でオランダ勝利。



グループE 最終順位
順位 国名    勝 分 負 勝ち点 得点 失点 得失点差
 ①  オランダ  3 0 0  9   5  1   +4
 ②  日本    2 0 1  6   4  2   +2
 ③  デンマーク 1 0 2  3   3  6   -3
 ④  カメルーン 0 0 3  0   2  5   -3

開幕前は早々に2敗してこの試合は消化試合になると予想してた自分ですが、

こんな素晴らしい結果を残すとは・・・。

良い方向での裏切りに正直驚いています。

韓国やらの親善試合で下向いてた姿とは思えないくらいみんなの自身に満ちた笑顔。

雰囲気もいいんでしょうね。


さぁ日本よ、決勝トーナメントに行って来い!!

パラグアイは厳しい相手だけど、攻撃に自身を持ってる今なら行けるんじゃないの?

地味な戦いで他所からは批判を浴びてたけど、FKやらで十分魅力ある試合を魅せれてるし。





最後にバックスタンド2階、ちょっと右側に

長友佑都』と書かれた横長の青い横断幕があったけど、

その下に『都城から愛を込めて』と書かれてました。

FC東京のキャンプで毎年都城に訪れてる長友。 

実は彼は都城の親善大使だったりするんですよね(笑)。

その彼のために、自分の地元から応援団が行ってるのを発見して鳥肌が立ちました。

試合前に会場を映してる時に気付いた出来事でした。