ゴマの足跡日記 2歩目

2019年8月23日に11年過ごしたYahoo!ブログから引っ越してきました。

2010 FIFAワールドカップ GROUP F スロバキア×イタリア

日本が所属するグループEは勝ち進めばこのグループFと対戦する事になる。

そのグループF、イタリアが苦しんでます。

ここまで前回王者らしからぬ戦い方。

カテナチオとはほど遠いディフェンス、ファンタジスタももういなくなってしまったんでしょうか。


この試合でも強いイタリアは影を潜めます。

ペースはほぼスロバキア

イタリアはパスもつながらないし、イージーミスも多い。 相手もつかまえきれてない。

もちろんチャンスも少ない。

そして失点もミスから。

ゴールに近い位置でデロッシのパスをクツカがカット。

素早く前線のビテックにパス。

イタリアのディフェンスも間に合わず、ゴール左すみに流し込まれスロバキア先制。

この後も決定的なシーンを作ったのはスロバキアでした。


追加点こそ生まれなかったけど1-0でスロバキアリードで前半終了。

この試合、ガットゥーゾが先発で出てたんだけどね。

前半だけで交代。

イタリアは後半から一気に2人、クアリアレッラとマッジオを投入。


それでも劇的に流れが変わることはなく、とうとう最後のカード、ピルロも投入するはめに。

しかしこれでようやくパスがつながってきたように見えた。 シュートの可能性も。

スロバキアのライン上ギリギリのクリアはすごかった。


押し込むイタリア、守るスロバキアの図が出来上がるかと思ったけど、

試合を動かしたのはスロバキアでした。

右からのCK、一度はクリアされるも再びキッカーのストフの元に戻り

ダイレクトでグランダーのパスを中へ。

これをニアでビテックが押し込み2-0。


これでイタリアは絶望的かと思ったけど、ここから試合がヒートアップ!


後半終盤にさしかかった頃、右サイドのクアリアレッラ中央へ切れ込んで行き、

イアキンタとのワンツーでGKと1対1に。

シュートをGKがはじき、そのこぼれ球をディ・ナターレが押し込んで1点差。

この直後、ボールの奪い合いで乱闘に。 GKのムハがクアリアレッラにパンチするシーンも。


終了間際には左サイドペナルティエリア内の攻防で左からのクロスに

再びクアリアレッラがヘディングでゴールに押し込み同点かと思ったけどオフサイド


逆にその数分後、スロバキアの右サイドからのスローイン

ゴール前の空いたスペースに投げたボールに2列目から走りこんだコプネク。

GKが触る直前にふわりと浮かしたボールはそのままゴールの中へ。

決定的な追加点で3-1。


これで終わったかと思いましたよ。

それでもイタリアが意地を見せる。

ロスタイム、デ・ロッシの強引なシュートをDFが防ぎ、

そのこぼれ球をクアリアレッラがきれいな弧を描くループシュート

GKムハも手を伸ばすが及ばす、ゴールに吸い込まれ再び1点差に。


もう何が起こってもおかしくない状況。

長いロスタイムもイタリアは放り込んで同点に追いつこうと必死に攻めるも・・・、

ここで長いホイッスル。

無念のグループリーグ敗退となってしまいました。

対するスロバキアは初出場でグループリーグ突破の快挙。


後半途中まではイタリアのミスが目立ち眠くなるような内容だったけど、

ピルロが入ってからは試合が激しく動き出して非常に楽しめました。

思わず叫んじゃったよ。

この試合、眠らずに見た人は勝ち組とあえて言っておきましょう(笑)。




グループF 最終順位
順位 国名       勝 分 負 勝ち点 得点 失点 得失点差
 ①  パラグアイ    1 2 0  5   3  1   +2
 ②  スロバキア    1 1 1  4   4  5   -1
 ③  ニュージーランド 0 3 0  3   2  2   ±0
 ④  イタリア     0 2 1  2   4  5   -1

前回王者のイタリアがグループリーグ最下位ですよ。

誰もこんなこと予想してないでしょうね。

スロバキアもだけどニュージーランドが下馬評くつがえす大健闘ですね。

敗退だけど強豪相手に3分は立派。

そして、この後の試合で日本が勝てば相手となるであろうパラグアイ

正直ここは強いよ。

今の日本にこのディフェンスを打ち破れるとは思えないな~(爆)。

さて、どうなりますか。

デンマーク戦、もうすぐキックオフです。

引き分けでOKなチームはここまでいい結果を残せてないだけに油断できないよ。

勝ちに行こう!