格闘技、秋の陣。
今年も無事に開催された2009GP開幕戦。
徐々に、そして確実にベスト16の顔ぶれが変わってきてます。
その中でも最強の外敵、アリスターが気になる。
そして武蔵。 負ければ引退。
レミー・ボンヤスキー vs メルヴィン・マヌーフ
FEGの助っ人マヌーフ、今回は代役なんて言わせない(笑)!そしてレミー、08王者(仮)だな。
マヌーフはコーナーでの接近戦になるとテイクダウンを狙ってくる(笑)。
それも何回も。
この時一発入れてるらしいけど、自分は気付かなかった。
分かったの魔裟斗くらいじゃ?
それ以外でも互いの一発に重みがあって、交錯シーンが面白い。
KO必須かと思ったが判定決着だった。
結局後半に畳み掛けたレミーが判定3-0で勝利。
ローが効いてたね。
ピーター・アーツ vs アリスター・オーフレイム
正直ここまで圧倒的に攻められるとは思わなかった。1R早々、スリップって判断だったけどもらったパンチは効いていた。
アーツが何もできない。 ガードの上からでも容赦なく攻めてくる。
気が付けばアーツの表情も口が開き余裕がない。
顔のあざが何となく血の涙に見えた。
それでも徐々に反撃を見せるも、アリスターはほとんど揺らがず。
それどころかアリスターは冷静に戦っていた感じだった。
結果アーツの完敗。
男の意地でよく判定まで耐え抜いたよ。
ここまで差を見せ付けられると引退の文字も過ぎる。
未だ彼の後継者がいないK-1なだけに痛すぎる敗戦だった。
そしてアリスター、本当にこのまま優勝しそうな勢い。
PRIDE時代、あなたがここまで大きくなるとは思っても見ませんでした。
それでも煽りV見る感じじゃかなりの強者。
シュルトを下から崩すって言葉に期待が高まった。
イメージは最悪(笑)。 この放送だけで何回流れたか。
序盤こそギタがローを織り交ぜて面白い展開を見せてた。
ハイキックが頭部をヒットする場面も。
しかしシュルトは強かったよ。
ジャブでじわじわとダメージを与えて2度のダウンを奪い圧倒的な判定勝利。
あ~、今年シュルトを止めるのは誰なんだろう?
ジェロム・レ・バンナ vs 武蔵
負ければ引退の武蔵。これまで試合が面白くなかったのは事実であんまり応援はしてなかった。
それでも引退となると何か思うものがある。
激しく散るか、静かに散るか。
この試合、以外にも武蔵はパンチによる打ち合いが多かった気がする。
以前澤屋敷がバンナの顔面打ち破った時と同じ事を狙っていたのか。
それでも堂々と打ち合っててかなりアグレッシブだった。
もしかしたら?って思ったが3R、残り時間少ない中で痛恨のダウン。
このままじゃ引退。
そんな中でガムシャラに立ち向かう武蔵の姿に胸を打たれてしまった。
まさか武蔵の試合で自分が泣くなんて思わなかったよ。
多少バンナも付き合った部分もあっただろうけど、最後に素晴らしい戦いをしてくれました。
さらば武蔵。
エロール・ジマーマン vs グラウベ・フェイトーザ
テンションが対称的な戦い2人、再び対戦。両者打ち合ういい試合。
それでもエロジマンの手数が上回ったのかな。
ダウンこそなかったけど、判定で2-0、1分でエロジマンの勝ち。
ルスラン・カラエフ vs 京太郎
とにかく試合が面白いカラエフ。毎回期待大の選手。
打ち合いではカラエフが勝ってるんだけど、やっぱり京太郎のカウンターが怖い。
一撃で覆されそうな気がしてたので、最後まで安心はできなかった。
判定まで行った時は『ホッ』としてしまったよ。
予想通りカラエフの判定勝ち。
GPから日本人が消えるのにはもう慣れてしまったのか?
あんまり触れられてなかった気がします。
そして日本人代表、しばらくは京太郎?
来年にはバダ・ハリがそのベルトを奪いに来るんじゃない。
エヴェルトン・テイシェイラ vs シング“心”ジャディブ
ダイジェスト扱い。延長5Rを戦い抜いてテイシェイラの判定勝ち。
やっぱり外せない選手なんだろうね。
サメドフはヨーロッパ予選を制したとはいえ相手が悪かった。
結果、ボディーに入った一発で勝負あり。
うずくまるサメドフを見た感じじゃ・・・みぞおちってかなり効くんだね・・・。
判定がちょっと多かったけど、最後に主役が締めてくれた。
やはりこの人が最有力優勝候補か。
そしてFINALのカード。
驚きのバダ・ハリvsカラエフ!!
過去の対戦が1勝1敗のライバル対決。 初戦でこのカード大丈夫?
どちらかが勝ち進んでも体は無事じゃないんじゃ。
それでもバダ・ハリ自ら選んだ相手、決着つけたいんだろうね。
それとも単純に少しでも長く休憩時間を取るためか?
どっちにしろFINALも熱くなりそう。