県民誰がこんな結果を予想しただろう。
宮崎県勢はこれまでベスト8が最高で、国立でプレーなんて縁遠いものだと思ってました。
今回の鵬翔も1回戦の東邦戦、2回戦の帝京大可児戦ともスコアレスでのPK決着で勝ち進んでて、
まだ周囲の興味もさほどなく、自分一人が盛り上がってる感じ。
三回戦で佐野日大に3-0で勝ってベスト8進出。
周囲がざわつき始めたのは準々決勝の立正大淞南戦からだったでしょうか。
PK取られて初めて失点したけど、セットプレーからの3得点と自分たちの武器を発揮しての勝利。
八千代相手に大勝してた相手だったのでどうなるかと思いましたが、
この試合で改めて鵬翔は強いと感じました。
(あと会場がフクアリだったので別の意味でもワクワクしてましたが(笑))
そして初の国立の舞台に立った準決勝の星稜戦。
先制、そして勝ち越しを許すも2度追いつく諦めない気持ちを見せてくれた。
今大会3度目のPK戦。
2人目の6番東が止められ苦しくなるも、星陵がなんと4人目からサドンデスを含む3人連続失敗。
90分、そしてPK戦とも劣性だったし、そんな試合を見事粘り強く勝ちきってくれたよ。
正直鵬翔は堅守が特徴だったのでリードを許したら苦しくなると思ってました。
そして夢にまで見た決勝の舞台。
だけどまさかの悪天候で順延になっちゃいましたね。
これはみんな予想外だったみたいで、同校優勝も検討されたとか。 順延になって本当に良かった。
相手の京都橘が関東に残ったのに対して、鵬翔の選手や応援に行かれたみんなは一度宮崎まで戻ってました。
応援団はバスで片道15時間って言ってたかな。 ホントご苦労様です。
そして18日、国立は雪は残るけど快晴。
なんか生中継は宮崎と神奈川だけだったみたいですね。
京都でも20時からの放送だったみたいですし、宮崎のMRTにはホント感謝です。
CMなしのノーカットで見る事ができました。
試合は決勝にふさわしい白熱した戦いでした。
圧倒的な攻撃力を誇る京都橘が先制して諦めない粘り強いプレーで鵬翔が追いつく。
両校存分に特徴を出してたんじゃないでしょうか。
準決勝に続き2度同点に追いついた鵬翔はホントたくましく感じました。
スコアは2-2。 10分ハーフの延長戦でも決着はつかずにPK戦へ。
鵬翔はこれで今大会4度目だったけど、みんな自信持って臨んでた気がしますね。
京都橘の一人目がはずしたのに対し、鵬翔は5人全員が決めてくれました。
最後にGKの浅田が決めた瞬間涙がこぼれましたよ。(仕事中だったけど)
宮崎県勢初のベスト4に入っただけでもすごい事だと思ってたのに
まさか宮崎に優勝旗を持ち帰ってくれるとはね。
何よりこの子たちは本当に強い。 1回戦から見てたけど、勝ち進むたびにたくましくなっていきました。
ファインセーブ連発で大躍進の立役者となったGKの浅田に好守に活躍したキャプテンの矢野。
前線も最初の2、3試合は単調な攻めしかできなかったけど、
チーム全体がフォローしあって勝負できるようになってシュートまで行けるようになってきたよね。
その堂々とした戦いぶりは最後のPK戦でも出ていたと思う。
チームを率いて30年の松崎監督の優勝インタビュー時の言葉、表情が何とも言えなかったですね。
鵬翔高校サッカー部のみなさん、本当におめでとうございました。
これ以上ない感動と勇気をありがとう。
選手、そして遥々東京まで応援された方々、気を付けて宮崎の地へと帰ってきてくださいね。
みんなの帰りと優勝報告を待っています。