最後の最後にこじ開けたゴール
試合前にオシムさんの追悼セレモニーが行われました。前節徳島に敗れ連敗を喫している事と、オシムさんへ勝利を届ける為に絶対に勝ちたいファジアーノ岡山戦は劇的な結末を迎える結果となりました。
試合前、伊晶煥監督が勝負欲と言っていたようにジェフは良い試合を取り戻していました。今シーズン初スタメンの米倉の気迫が頼もしく、末吉と両方のサイドで攻め込み、更には佐々木と鈴木大輔も含め攻撃に厚みが出ました。そしてチアゴもゴールこそ生まれなかったけど連携が上がっているシーンも見られました。試合が進むに連れてサイドを起点に追い越す動きもどんどん見られて良かったのですが、やはり遠いのがゴール。岡山を圧倒して攻め込みながらも前半スコアレスだった事がやはり物足りなかったです。末吉、米倉、チアゴ、佐々木、惜しいシュートはあったので。勢いはほぼジェフのままだったのでどうにかゴールをこじ開けられないかと願う後半45分間。その思いはまたしても後半アディショナルタイムに届きました。途中出場の高橋壱晟の劇的弾。自ら起点となり福満、高木と繋いで中央へ折り返したボールを突き刺しました。もちろんこの先制点が決勝点。好調岡山相手にフクアリで勝ち点３を手にする事ができました。
本当にね、試合前に涙を流して試合後にも泣かされました。今シーズン期待されながらも試合に出れずに苦しんだ高橋壱晟、チャンスにしっかりと応えました。ゴールはオシムさんが率いていた頃の勇人のようでした。理想的なスコアには届きませんが、勝って勝利を届けられた事にオシムさんもブラボーと言ってくれたかな？ でもまだまだです。１勝で終わらず続けて行ってほしいです。昇格してその先の栄光を報告できるようにね。なので次の試合も期待しています。
【17位（─）】勝ち点19
5勝6敗4分 得点12 失点14（−2)
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